にい's Blog

おばさん元SEの徒然日記

お気に入りのお皿の修繕 ―金継ぎー その1

 普段あまりお皿やグラスを壊すことはないのですが、あろうことか、一番のお気に入りのお皿が欠けてしまいました。それも、ひじょ~に微妙にみすぼらしい欠け具合。
 

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思い切りよく割ってしまったなら捨てる勇気も湧いたのかもしれませんが、捨てる決心もできません。とても気に入って買ったものでもあったので。
そこで思いついたのが、「日本には『金継ぎ』という技術があるのだ!」ということ。
自分で直そうと思い立ちました。
『金継ぎ』は、陶磁器を漆と金粉で修復する技術です。もちろんいままで、名前は知っていましたが、やったことはありません。まったく素人ではありますが、高校時代は美術の授業は得意だったんだ、ということで、自分でやってみることにしました。何年前の話でしょう。(笑)
ほぼ自己満足ですが、ひょっとしてお気に入りのお皿を割ってしまった誰かの参考になるかもしれないのでブログに書いておこうと思います~。
まずは道具と材料とやり方を・・・ということで、いつものamazonで初心者向け金継ぎキットと参考書を購入しました。
Let’s Try!
普通は最初にお皿本体と欠片が汚れていればテレピン油で洗ってきれいにします。
今回汚れは落としてあるので省略。
ご飯粒と漆を混ぜて練り、漆糊を作ります。
 

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キットに入っていた小皿にご飯粒を少しだけ取り、ヘラで練ります。かなりめんどくさいです。
そこに金継ぎ用の漆を加えて、さらに練ります。
 
 

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練った漆糊を、お皿と欠片の張り合わせる面に丁寧に塗ります。この状態で、今は夏で気温が高いので、20分から30分くらい乾かします。

 
乾燥が終わったら、張り合わせます。きっちりとくっつくように、ずれないように、丁寧にしっかりと。ちょっと緊張しました。

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張り合わせたら、箱にいれて漆を本格的に乾燥させます。
乾燥させるときは、箱に入れて、温度20°から25°、湿度70~80%くらいを保つようにします。うちにお菓子の入っていた大きめの缶があったので、缶のなかに濡らしたタオルを敷いて、タオルが直接お皿に触れないよう、割りばしで台を作ってその上に置きました。
これで最低3日間、ゆっくり乾燥させます。
さて、ちゃんと修復できるのでしょうか。
色も形も、とても気に入っているお皿なので、直して使い続けたいのです。
3日以上かかるので、その2へ続きます~
 
 

 

 

 

藤井漆工芸 金継ぎ「美」セット

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